熊本県ピースロード実行委員会は5月1日、全国に先駆けて2021年の縦走をスタート。水俣市から出発し、八代までの60キロを駆け抜けました。

3日は、八代市から「PEACE ROAD 2021 in 熊本県大会」が行われる熊本市の市民会館まで縦走するルートと、阿蘇神社から市民会館までの2つのルートに分かれて走行しました。八代ルートでは出発式が行われ、八代副市長がライダーを激励しました。阿蘇ルートでは今年3月7日に全面開通した新阿蘇大橋(熊本地震で崩落)を渡り、50キロを縦走しました。


ライダーが大会会場に到着した後、大会が始まりました。今回の大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小して開催されました。
会場に到着したライダーたちを全体で温かく迎えたのち開会が宣言されました。ピースロードの紹介映像の視聴に続き、主海偉佐雄・熊本県ピースロード実行委員会実行委員長から主催者あいさつがありました。主海実行委員長は、ピースロード運動が日本全国で展開されており、多くのの若者がライダーとして参加していることを紹介しました。そして今、世界各地で紛争や争いが絶えない現状について言及し、ピースロードを通じて発信される人々の思いが世界の隅々まで届き、真の平和が訪れるように願うと述べました。
続いて、在日本大韓民国民団(韓国民団)から参加した来賓があいさつし、「現在、日韓関係が最悪と言われている中で、このように民間で友好関係を深めようとするピースロード活動が熊本で活発に行われていることを知った」と述べました。また、参加している若者を見ると、日韓関係はまた良くなっていくだろうと希望を持ったと強調した上で、自分も少しでも力になれることができればとピースロードに期待を寄せました。
来賓の方々が日韓友好、世界平和の願いを込めてピースロードの旗にサインをしたのち、代表ライダーがピースメッセージを宣誓しました。

大会後、ライダーは次の目的地である玉名市に向けて出発していきました。
5日には玉名市で出発式を行い、有明海が見える国道を縦走。荒尾市を通過し、福岡県の県境までを走行し、熊本の全コースの縦走を終えました。